アメリカ講演に行ってきました!②
SAT,OCTOBER,11
サンタフェの朝は結構肌寒いです。
外出時には上着が要ります。
桑原先生と、お嬢様の杏奈さん、受講生のサム君と一緒に朝食をとりました。
桑原先生をお迎えに来られたアーランド博士も途中から合流。
セルフパンケーキがあったので、一丁チャレンジしてみました。
出来栄えはいかがでしょうか。
桑原先生とアーランド博士は、はりプログラムの指導に、私たち夫婦は杏奈さんにガイドをお願いして、時差ボケ解消を兼ねて観光に出掛けました。
杏奈さんは、私が非常勤をしている森ノ宮医療大学での教え子で、今はボストンの鍼灸大学で学ばれています。
立派に成られていて嬉しくなりました。
2日間の講演では、通訳をしてくれました。
サンタフェは観光地として有名で、中でも人気なのが、ナバホ族の人たちが創るインディアンジュエリー。
それを街の広場の路上で広げて売っているコミュニティーが幾つもあり、順番に見て回りました。
ハンドメイドで、どの商品も魂がこもっていました。
サンタフェの旗が彫られたギターピックを売っている露天があり、6弦と4弦を嗜む弟にいいお土産が買えました。
3人でランチしたりカフェしたりして、話題のテーマパークへも行き、あっという間に時間が過ぎました。
はりプログラムを終えられた桑原先生とアーランド博士と合流し夕食へ。
道中の景色が本当に砂漠で自然のサボテンがあり、アーランド博士が主宰する北米はり協会が『The Hight Desert Hari Society』でなるほどと思いした。
メキシコ料理のお店に連れていっていただきました。
初めて食べる料理に大興奮!
特にアボガドのディップは妻が気に入って帰国してから早速作っていました。
日本料理のような緻密な味付けでとっても美味しかったです。
食後のコーヒーにテキーラが入っているのを知らずに一気に飲んだら少し酔っぱらってしまいましたが、鍼灸の話に花を咲かせ、楽しい時間を過ごさせていただきました。
アーランド博士が日本語で、
「いただきます」
「乾杯」
「ごちそうさまでした」
を発声してくださり感銘しました。
本当に、日本伝統鍼灸を、そして私たち夫婦に敬意を払ってくださっているのが伝わりました。
気配り目配り心配りは万国共通ですね。
もちろん、ホテルに送り届けてくださった際も、
「楽しかったですか」
「おやすみなさい」
と気づかってくださり、解散しました。
僕も英語を話せるようになりたいと強く思いました。
そしてなんと言っても、彼のような日本的な、ひょっとしたら日本人より日本人かもしれない精神を持つ鍼灸師として、脉診流経絡治療の指導者として育て上げられた、桑原先生の功績たるや地球上のいかなる賛辞の言葉を以てしても足りません。
それぐらい凄いことです。
30年前に、『Hari Society』(はり協会)を立ち上げ、アーランド博士が会長を務める『The Hight Desert Hari Society』を始め、今では全米9都市に支部協会があるそうです。
ここまでの来るのに決して平坦な道のりではなかったことでしょう。
言葉も通じない国で、それは想像を絶するご苦労があったと思います。
私のような者でさえ、日本鍼灸を代表して心より敬意を表さずにはいられません。
今回の中野のモジュールでは、桑原先生やアーランド博士のご期待に応えられるように、受講生の先生方の臨床の一助になれるように、精一杯務めさせていただきたいと強く心に決めました。
桜木花道が言う“断固たる決意”ですね。
③へ続く…。
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